【就活】自己分析で何をみつけるか④ やりたい仕事とその理由(志望動機)

 
 ②で決めた自分の性質をもとに、どんな仕事がやりたいかを考えます。
 
どんな仕事がやりたいか
 後半はかなり詳細なので初めはあまり気にしない方がいいです。初めは大きいところから考えます。

 【誰と】一人でやるかチームでやるか
 【どこで】日本、海外、地元、首都圏、本社、支社、他社、出張先、
      大手、中堅、中小、上場、...
 【どこの誰に】BtoB、BtoC、BtoBtoC、自社自体、地域の人々、
        地元の人々、日本全体、困ってる人、
        障害のある人、老若男女、...
 【何を】サービス、製品、労働力、アイディア、システム、得意な能力...
 【どうやって】自分の足で、言葉で、Webで、紙媒体で、...
 【どうするのか】作るのか、提供するのか、...


【その他列挙】
・仕事の中で自分はどうなっていくのか、誰かに影響を与えるのか
・クリエイティブな仕事か、ルーチンワークか、
・業種、職種
・成長曲線において業界的にどこにあるか
・成長曲線において企業としてどこにあるか
・社員数、売上、など規模
・平均年収、平均年齢
離職率
・男女比
・育児休暇取得率
・安定性(業界、職種、企業として)
・職場の雰囲気
・社員の方の心構え 
・昇進のスピード
・教育環境

・・・など。

 ざっとですが、だいたいこのような感じで仕事を考えました。他にもあればコメント頂きたいです。

その仕事をやるにはどんな職業があるか
 やりたい仕事がきまったら、それをできる職業を見つけます。自分で調べたり人に聴いたりします。合説に行って話を聞いたら、興味がないと思っていた業界でも自分のやりたいことに近いことができるかもしれないので、定まらないうちはとにかく色々な業種・職種を調べる必要があります。自分は早い段階からやりたいことが決まったのですが、悩んでいる友人を見るとこのような感じでした。

やりたいことには優劣をつける
 例えば「地方活性化に貢献する新聞記事が書きたい」という目標があったとした時、その人は地方活性化をしたいのか、記事が書きたいのか、という話です。全く決まらないよりはましだと思いますが、あまりにも仕事単位で希望を限定すると、志望企業が増やせなくなってしまいます。またその仕事ができる職業でも、別の業務も当然行うので、「結局やりたいことができなかった」なんてことになるかもしれません。たくさんの企業を見ていくうちにやりたいことも変わっていくので、ものすごく強い思いがない限りあまり最初から範囲を狭めすぎないことが必要だと思います。最初はいくつかの業界か職種で絞ってみていくというスタンスが良いかと思います。

なぜその仕事をやりたいのか(志望動機)
 ここまでやりたいことが決まっていれば、おのずとその理由も決まるとは思いますが、これも自分の性質にからめて説明できると良いと思います。

 あくまで一例ですが自分の場合 IT業界を志望する理由>その中でSEを志望する理由>その中でこの企業を志望する理由 と言う順に自分の「向上心」に絡めて段階的に説明しました。その結果比較的説明が論理的で分かりやすいという意見をいただけることが多かったです。

業界・職種・企業分析
 自己分析から離れてしまいますが、志望動機の材料として志望している業界・職種・企業の分析は絶対に必要です。それぞれの現状を把握してどんな人材が必要とされているかを判断した結果、それが自分の性質とあっている方が良いからです。ただし結構な労力を使うので、ある程度やりたいことが固まってからでないとできないと思います。


自分の場合
 ②で決めた「自身を成長させる」という就活軸はおおまかなものだったので、自分はこれをもっと掘り下げる必要がありました。仕事を選ぶ際に業種から決めるパターンと職種(もしくは仕事内容)から決めるパターンがあると思いますが、自分は前者でITという枠はある程度決めていました。なぜITかは置いておきます。

 大枠はIT業界で企業説明会を見ていって、コンサルやNE、営業も見ましたが結局SEになりたいと思いました。人とかかわる+物作り+情報への興味が強いといったところで選びました。

 最終的に考えた、自分がなりたいSEは、BtoBtoCで世間一般の人がみんな利用する程大きなシステムを、チームで作って顧客に提供するようなプロジェクトに携わることもできるようなSEです。自分の長所である向上心を持ちながら仕事を重ねて経験を積んで成長し、技術知識も持ちながら顧客対応力のある、チームメンバーからも顧客からも頼られるSEになりたいと思いました。