【就活】自己分析で何をみつけるか③ 長所、自己PR

 自己PRでは「私はこういう理由により大体こういう性質・長所があるからこういう仕事(御社の仕事)に向いている・長けている、御社の社風に合っているので、御社にとって有用ですよ、この能力を生かして自分がこうなって、御社をこうして、お客様を(に)こうしたいです」などということを論理的に説明します。バリエーションはあると思いますが、おおむね長所を述べることは確かです。

 基本的に②で決めた自分の性質をもとに長所を考えておくと、つじつま合わせがしやすいです。
自分の場合
 自分の性質は「自身が成長すること」を重要視しているということは、「向上心が強い」という長所におきかえられると思いました。もちろん自分よりも優秀で向上心が強い方はいると思います。でも人並み以上のものは持っていると考えましたし、自分の中では強いものなので長所としました。

 「私は向上心があります。常に自分の能力を高めることを考え、IT系の学習は当然ですが、それよりも特に内面、いわゆる人柄を良くすることを心がけました。その為色々な人とかかわるよう積極的に行動しました。この向上心で御社の成長に貢献したいです。」

 まとめるとこんな感じでした。ESで100文字しか書かないものもあれば、面接で5分勝手に自己PRをしゃべってみろと言われた時もあったので、エピソードを用意して普段からまとめ慣れておくことが必要だと思いました。

 なおせっかく自己PRを用意しても、企業に必要とされない能力だったら意味はありません。向いていないということなので合わないとあきらめるか、その企業に合った能力を自分の中から見つけてアピールしかありません。行きたい業界や職種の傾向に合ったものか判断しておく必要があります。


勉強面のアピール
 専門職では自己PRで学んだことや研究内容など知識面をアピールする方がいます、というかそれで全然十分なかたもいます。うらやましい限りです。

 自分の例では内面的なことのアピールばかり書いてしまいましたが、実際は多少知識面のアピールもしました。でも「社会に出た時のために今は基礎を勉強しています。その過程で資格も取りました。」くらいで、ほとんど重視しませんでした。なぜなら学生として当たり前程度しか勉強してきませんでしたし、学生のうちに学べる知識は、社会に出てからでも学べる程度のことがほとんどだからだと思うからです。自分はよほど専門的な場所でハイレベルな学習をしたわけでもないので、それよりももっと人柄を見てもらうようにアピールしました。SE採用の企業に限って言うと、現在の習得内容よりも専門知識を惜しまず努力して習得していける能力、自分なりの学習法を持っているかということを見てくる企業が多かったと思います。ただし「理系のみ採用」というところではある程度までの学習レベルを求められることが多かったです。
 
 自分の場合、どんな人とかかわって、何を考えてきたかを語ることが多かったです。