【就活】自己分析で何をみつけるか① 働くことをどう位置づけるか

 ちょっと大層な話ですが、就活で自己分析をする際、自分はまず今後の人生において仕事をどう位置付けるかを考えました。

 後輩を見ていると「自己分析でやりたい仕事をみつけてそこにどうしても入らないといけない」というプレッシャーを自分で作っている人が多いのですが、熱意をもってどうしてもやりたい、と思う仕事に就かなければいけないというわけではありません。もちろん自分のやりたい仕事につければベターですが、仕事としてやりたいことがあれば就活がうまくいくわけでもないので、あまり自己分析で深く考えすぎて就活が進まないという人は、少し気楽に考えられたらと思います。

「仕事にやりがいは必要か」

 もちろんやりがいはあった方がいいと思います。やりがいをもって誰かのために役に立つのは素晴らしいと思いますし、自分もそうありたいと思っています。でも、やりがいのある仕事ばかりでもないし、そもそも必ずしもやりがいを持つ必要はあるか、という話です。

 結局働いてお金を稼いでご飯が食べられるようになることが、大多数の学生の基本的な目的だと思うので、働くこと自体を手段にするか目的にするかは人それぞれだと思います。定時であがれて適度に給与をもらえる仕事に就いて、趣味の時間や家族との時間を大事にするのも一つの方法ですし、結婚まで考えて異性の多そうな職場に行くこともありですね。また結婚したら専業主婦(夫)になって子供を育てることに専念するから、逆にその分仕事で将来は見えなくても競争嗜好の激しい仕事に低リスクで就けるということも考えられます。

  10年後20年後の自分がどう生きるかを考えて、やりがいのある目的としての仕事なのか、それ自体に重きをおかない手段としての仕事なのか、など仕事の位置付けを考える必要があると思います。ちなみに自分はバリバリ働いて自分で稼げるかっこいいリーマンになりたいと思ったので、多少きつくても成長できるような環境を選びました。

 ちょっと本来の自己分析とは違った考え方な気がしますが、こういうことも含めて考えると良いかもしれません。自己分析はがむしゃらに「やりたいこと」を見つけるだけの作業ではないので。